書き置き御朱印が増えて、どう保管すればいいか迷っている方は少なくありません。御朱印帳に貼る方法、クリアファイルに挟む方法、さまざまな手段が試されてきましたが、近年は「御朱印ジャー(ゴシュインジャー)」という専用ファイルを選ぶ人が着実に増えています。
御朱印ジャーとは、「開運戦隊ゴシュインジャー」が制作・販売する書き置き御朱印専用のポケットファイルです。御朱印ブームの広がりとともに書き置き対応の寺社が増えたことを背景に生まれたアイテムで、切り絵御朱印や刺繍御朱印にも対応できる設計が支持を集めています。
この記事では、御朱印ジャーの特徴と使い方、書き置き御朱印の保管方式の比較、そして参拝時の授与所での受け取り方まで、まとめて整理します。御朱印をこれから集め始める方にも、すでに枚数が増えてきた方にも参考になる内容です。
御朱印ジャーとは何か、その背景を知る
書き置き御朱印の増加という流れの中で生まれた御朱印ジャーが、どのような経緯で登場し、どのような特徴を持つのかを整理します。選ぶ前にまず背景を理解しておくと、自分に合った使い方がイメージしやすくなります。
書き置き御朱印が増えた理由
御朱印は本来、参拝の証として授与所で墨書きしていただく直書きが基本でした。しかし近年は、感染症対策への対応や授与所の人員不足、参拝者増加への対応などを背景に、あらかじめ印刷・書写した紙を手渡す「書き置き」のみの寺社が急速に増えています。
特にコロナ禍以降、御朱印帳の受け渡し時の接触を避けるため、書き置き対応に切り替えた寺社は全国で少なくありません。現在もその流れは続いており、直書きと書き置きを参拝日程や混雑状況で使い分けているケースも多く見られます。書き置きは「仕方ない代替品」ではなく、切り絵や刺繍など手の込んだデザインのものも増え、その独自の魅力が認知されるようになっています。
こうした背景から、書き置き御朱印をどう保管するかという課題が生まれ、専用アイテムへの需要が高まりました。
御朱印ジャー(ゴシュインジャー)とは
御朱印ジャーとは、「開運戦隊ゴシュインジャー」が運営するゴシュインジャーストアが制作・販売する書き置き御朱印専用のポケットファイルです。「書き置き御朱印の保管を楽しくする」をコンセプトに設計されており、御朱印専用に開発されたサイズのクリアポケットと、収納した御朱印を美しく見せる中紙(台紙)がセットになっているのが特徴です。
ゴシュインジャーストアでは、御朱印帳も取り扱っており、直書き用の御朱印帳と書き置き用のファイルを用途に応じて使い分ける運用を前提にした商品ラインナップとなっています。御朱印ファイルのデザインには龍神・縁結び・KANNON・開運などのシリーズがあり、参拝のテーマや干支に合わせて選ぶ楽しみ方も提案されています。
なぜ「専用ファイル」が選ばれるのか
市販のクリアファイルやアルバムでも書き置き御朱印を保管することはできますが、御朱印のサイズは寺社によってばらつきがあり、一般的なA4やB5クリアファイルではポケットに余白が生じやすく、見栄えが整いにくい点があります。また、ポケットに中紙が入っていない場合、後ろの御朱印が透けて見え、重なりが気になることもあります。
御朱印ジャーのポケットは大判サイズの書き置き御朱印に合わせて設計されており、片面・見開きの両サイズに対応しています。クリーム色の中紙がデフォルトで全ページに入っているため、サイズ違いの御朱印が重なっても背景が統一されて見え、見返したときの印象が整います。切り絵や刺繍など厚みや立体感のある御朱印も収納できる設計である点も、他の保管方法との大きな違いです。
・書き置き御朱印専用サイズのクリアポケット(片面版・見開き版の2種類)
・全ページに中紙入りで見栄えが統一される
・切り絵・刺繍御朱印にも対応
- 書き置き御朱印の増加を背景に生まれた専用ファイルです
- ゴシュインジャーストアが設計・販売しています
- 直書き用の御朱印帳と使い分けることを前提にした設計です
- 切り絵・刺繍など特殊な御朱印の保管にも対応しています
- 中紙入りでポケット内のズレや透け見えを防いでいます
御朱印ジャーの種類と選び方
御朱印ジャーには片面版と見開き版の2種類があり、デザインシリーズも複数展開されています。どちらを選ぶかは受け取る書き置き御朱印のサイズと枚数によって変わります。ここでは選び方の基準を整理します。
片面版と見開き版の違い
片面版は標準的な書き置き御朱印(大判サイズ、約12cm×18cm前後)に対応したポケットサイズで、ファイルの外寸は横14.8cm・縦18.6cm・厚さ約1.5cmです。重さは約160gで、持ち運びにも向いています。価格はゴシュインジャーストア公式での税込販売価格として、縁結びシリーズ(片面)が2,690円となっています。
見開き版は、神社仏閣で授与されることが増えた見開きサイズの大型書き置き御朱印(横約24〜27cm程度)に対応したポケットサイズです。ファイルの外寸は横14.8cm・縦27cm・厚さ約1.5cmで、折り目をつけずに収納できる点が最大のメリットです。見開き版(縁結びシリーズ)の税込販売価格は3,590円です。いずれも1ファイルあたり20ポケット・表裏合計40枚収納が可能で、価格・商品仕様は最新情報をゴシュインジャーストア公式サイトでご確認ください。
デザインシリーズの選び方
現行のデザインシリーズには、龍神・縁結び・KANNON・開運の4種類があります。龍神シリーズは辰年・戌年生まれへのプレゼントや龍神めぐりに、縁結びシリーズは縁結び祈願や卯年・酉年生まれの方に、KANNONシリーズは観音巡礼や寺院めぐりに、開運シリーズは天赦日や一粒万倍日など開運日の限定御朱印集めに合わせた設計コンセプトになっています。
参拝のテーマや巡礼先の傾向に合わせてシリーズを選ぶと、ファイルを見返したときの統一感が生まれます。複数ファイルを使い分けて、ご利益別・地域別・年別などテーマごとに整理する使い方も、御朱印ジャーの使い方ページで紹介されています。
中紙(台紙)の活用と切り絵御朱印への対応
御朱印ジャーの全ページにはクリーム色の中紙がデフォルトで入っています。中紙があることで、ポケットに入れた御朱印が正面でしっかり収まり、後ろのページが透けて見える問題を防いでいます。切り絵御朱印の場合、台紙ごとポケットに収納することで、切り抜きの精細なデザインを美しく見せることができます。
オプションとして黒・ピンクの中紙(別売り)も用意されており、切り絵御朱印の背景色を変えることで印象が変わります。たとえば金色の切り絵には黒の台紙が映えやすく、繊細な植物モチーフの切り絵にはピンクやクリームが落ち着いた印象になります。購入時にオプション選択ができますので、手持ちの切り絵御朱印に合わせて検討するとよいでしょう。
| 種類 | サイズ | 収納枚数 | 価格(税込・目安) |
|---|---|---|---|
| 片面版 | 横14.8cm×縦18.6cm | 40枚 | 2,690円(縁結びシリーズ) |
| 見開き版 | 横14.8cm×縦27cm | 40枚 | 3,590円(縁結びシリーズ) |
- 片面版は持ち運びに向いた標準サイズです
- 見開き版は大型書き置き御朱印を折らずに収納できます
- 切り絵御朱印は台紙ごと収納して背景色でコーディネートできます
- デザインシリーズは参拝テーマや干支に合わせて選ぶと管理しやすくなります
書き置き御朱印の3つの保管方式を比較する
書き置き御朱印の保管方式にはいくつかの種類があります。御朱印ジャーが採用するクリアポケット式以外にも、粘着台紙式・差し込み式という方法があり、それぞれ一長一短があります。保管スタイルに合った方法を選ぶために、主な特徴を整理します。
クリアポケット式
クリアポケット式は、透明なポケットに書き置き御朱印を差し込んで保管する方式です。御朱印を貼り付けたり切ったりする必要がなく、ポケットから取り出して並べ替えたり、季節ごとに飾ったりと自由度が高いのが特徴です。御朱印ジャーはこの方式を採用しています。
デメリットは、ポケットに中紙が入っていないタイプでは前後の御朱印が透けて見えやすい点と、中紙入りのものは価格がやや高くなる点です。御朱印の端が見えてしまうかどうかはポケットのサイズ設計によるため、購入前にポケットの内寸を確認しておくとよいでしょう。
粘着台紙式

粘着台紙式は、写真アルバムと同じ仕組みで、台紙に御朱印を置いてフィルムをかぶせて保管する方式です。見開きの大型御朱印も横向きに貼ることができ、貼り直しが何度でも可能です。布製表紙のホルダーは高級感があり、大切に保管したい気持ちに合った質感があります。
デメリットは、1枚あたりの収納コストがやや高くなりやすい点と、差し込み式やポケット式と比べて取り出しに少し手間がかかる点です。御朱印を飾ることより記録・保管に重きを置く方に向いています。
差し込み式
差し込み式は、じゃばら式の台帳に切り込みが入っており、そこへ御朱印の四隅を差し込んで保管する方式です。見た目は通常の御朱印帳に近く、書棚への収まりがよい点がメリットです。価格帯も比較的リーズナブルで、初めて書き置き御朱印専用帳を用意する方の入門として選ばれることがあります。
ただし、薄い和紙の御朱印は差し込む際に角が折れやすいため、注意が必要です。また見開き御朱印を収納すると中央に折り目がつくケースがあります。折り目をつけたくない方にはクリアポケット式の方が向いています。
・取り出しや並べ替えを楽しみたい → クリアポケット式(御朱印ジャーなど)
・大切に記録として残したい → 粘着台紙式
・御朱印帳に近い見た目にしたい → 差し込み式
- クリアポケット式は並べ替え・取り出しが自由でコスパも高い傾向があります
- 粘着台紙式は高級感があり貼り直しが可能です
- 差し込み式は見た目が御朱印帳に近く入門向けです
- 切り絵・刺繍御朱印にはクリアポケット式が適しています
御朱印ジャーの使い方と楽しみ方
御朱印ジャーはただの保管ファイルではなく、テーマを決めた使い方が御朱印めぐり全体を楽しくする工夫につながります。収納の実用面と、御朱印との向き合い方をここでは整理します。
テーマ別・年別の使い分け
御朱印ジャーを1冊1テーマで使い分ける方法は、数が増えてきた方に特に効果的です。たとえば都道府県別・ご利益別(縁結び、金運、病気平癒など)・聖地巡礼別・特定の寺社の月替わり限定御朱印専用、といった分け方があります。年別に1冊を充てると、見返したときに「その年にどこへ参拝したか」が一覧できる思い出アルバムになります。
御朱印ジャーのゴシュインジャーストア公式使い方ページでは、10種類近い活用事例が紹介されており、ポストカードや参拝記念品の挟み紙(はさみ紙)の収納にも使える点が挙げられています。御朱印帳に挟んだままにしておくと紛失しがちなはさみ紙を、別のポケットで整理する方法は実用的です。
切り絵・刺繍御朱印の保管注意点
切り絵御朱印や刺繍御朱印は、紙が厚めだったり立体感があるため、御朱印帳に貼ると帳面が膨らんだり、次に御朱印を受ける際に印を押しにくくなることがあります。寺社の授与所担当者から「御朱印帳には貼らないでほしい」という案内が添えられているケースも少なくありません。
こうした御朱印には、クリアポケット式のファイルへの収納が適しています。台紙ごと一緒に収納することで、切り抜きの背景が整い、デザインとしての見栄えが保たれます。御朱印帳へ貼った場合は後から取り外すことはできませんが、ファイル収納であれば入れ替えや取り出しが自由なため、展示や並べ替えも気軽にできます。
授与所での受け取り方と持ち運びのコツ
書き置き御朱印を受け取る際の基本的な流れは、参拝を済ませたうえで授与所(納経所)へ向かい、書き置き対応かどうかを確認してから御朱印を授与していただくという順番です。神社本庁の参拝案内でも、御朱印は参拝の証として参拝後にいただくものとされています。
受け取った書き置き御朱印は、折れや湿気を防ぐために早めにファイルへ移すのが基本です。巡礼中は御朱印帳袋や専用の御朱印ポーチに一時保管し、帰宅後にファイルへ整理するという流れが管理しやすくなります。御朱印ジャーは片面版が約160gと軽量なため、御朱印帳と一緒に持ち歩くことも可能ですが、複数の寺社を巡る場合は御朱印帳袋に収まるサイズかどうか、出発前に確認しておくと安心です。
・参拝を先に済ませてから授与所へ向かう
・書き置き対応かどうかは授与所で確認する
・受け取り後は折れや湿気を防ぐ保管を早めに
- テーマ別・年別に1冊使い分けると御朱印めぐりの記録が整理されます
- 切り絵・刺繍御朱印はクリアポケットへの収納が推奨されます
- 書き置き御朱印は参拝後に授与所で受け取るのが基本の流れです
- 片面版は軽量で携行にも向いています
- 受け取り後は早めにファイルへ移しておくと保管状態が安定します
御朱印帳と御朱印ジャーを使い分けるポイント
直書き用の御朱印帳と書き置き専用の御朱印ジャー、この2つを上手に使い分けることで、御朱印集めの管理がぐっと整理しやすくなります。どう使い分けるか、判断の基準を整理します。
直書きと書き置きはどちらが正式か
直書きと書き置きのどちらが「正式」かという疑問は、御朱印に慣れていない方がよく持つ疑問です。結論として、どちらも参拝の証として正式に授与されるものです。直書きは授与所のご担当者がその場で墨書きしてくださるため特別感が大きい反面、対応できない日時や混雑時には書き置き対応となることが多くなっています。
書き置き御朱印の価値は直書きと変わるものではなく、切り絵や刺繍など高度なデザインを実現しやすいのも書き置きの特性です。どちらを選ぶかは参拝先の対応状況によりますが、両方を柔軟に受け取れる準備をしておく方が、御朱印めぐりの幅が広がります。
御朱印帳に貼るか、ファイルに収納するか
書き置き御朱印を受け取ったとき、御朱印帳に貼るかファイルに入れるかで迷う場合があります。御朱印帳に貼ると1冊にまとまる利便性がありますが、一度貼るとはがせないこと、切り絵や刺繍など厚みのある御朱印は帳面への貼り付けが向かないこと、また見開き御朱印を貼ると帳面が大きく膨らむことがデメリットになります。
ファイル収納は取り出し・入れ替えが自由で、保管状態が安定しやすく、特殊な素材の御朱印にも対応できます。御朱印帳とファイルを同時に使う場合、「直書きは御朱印帳、書き置きはファイル」という基本の使い分けを最初に決めておくと管理がシンプルになります。
御朱印帳の選び方との接続
御朱印めぐりに出かける際には、直書き用の御朱印帳も準備しておくとよいでしょう。御朱印帳のサイズは一般的なものと大判サイズがあります。大判サイズは書き置き御朱印を貼る場合にはみ出しにくいメリットがありますが、持ち運びの重さが増すため、参拝スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
寺社によっては納経帳(四国遍路などで使う専用帳)の使用が求められる場合もあります。四国八十八ヶ所霊場会の公式案内では、各札所での納経(御朱印)は専用の納経帳・白衣・掛軸への記帳が基本とされており、一般の御朱印帳とは区別されています。複数の巡礼を計画している場合は、巡礼先ごとに帳を用意しておくと整理がしやすくなります。
| 種類 | 用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| 御朱印帳(蛇腹式) | 直書き御朱印 | その場で墨書きしてもらう。一体感がある |
| 御朱印ジャー(ポケット式) | 書き置き御朱印 | 取り出し自由。切り絵・刺繍にも対応 |
| 納経帳 | 巡礼専用 | 四国遍路・西国三十三所などに対応 |
- 直書きと書き置きはどちらも正式な参拝の証です
- 直書きは御朱印帳へ、書き置きはファイルへという使い分けがシンプルです
- 切り絵・刺繍は御朱印帳への貼り付けより専用ファイルへの収納が向いています
- 四国遍路などの巡礼では専用の納経帳を使う場合があります
- 御朱印帳のサイズは参拝スタイルに合わせて選ぶと管理しやすくなります
まとめ
御朱印ジャーとは、書き置き御朱印を折らずに美しく収納できる専用ポケットファイルで、ゴシュインジャーストアが制作・販売しています。切り絵・刺繍御朱印への対応、中紙によるズレ防止、片面版と見開き版の2サイズ展開という特徴が、多様化する書き置き御朱印の保管ニーズに応えています。
まず試してみるなら、手元にある書き置き御朱印のサイズを確認して片面版か見開き版かを選び、ゴシュインジャーストアの公式サイトで最新の在庫・価格を確認してから購入するのが確実な手順です。
御朱印めぐりは参拝そのものを楽しむことが本来の姿であり、保管方法が整うと巡礼や参拝の記録がより豊かに残っていきます。自分に合った保管スタイルを見つけて、御朱印めぐりをゆっくり続けてください。

