高尾山薬王院の御朱印は、境内の「御護摩受付所」という一か所に集約されています。登山者にも参拝者にも親しまれる高尾山ですが、御朱印をもらえる場所がどこにあるのか、何時まで受け付けているのか、事前に知っておくと境内をスムーズに歩けます。
高尾山薬王院は、天平16年(744年)に行基菩薩が開山した歴史深い寺院です。現在は真言宗智山派の大本山として知られ、関東を代表する霊山のひとつとして多くの参拝者が訪れます。御朱印はそのご本尊・飯縄大権現(いづなだいごんげん)のご宝印として授与されるものです。
この記事では、御護摩受付所の場所と行き方、受付時間、御朱印の種類と料金、季節限定の御朱印、御朱印帳の選び方まで、参拝前に必要な情報を順に整理します。初めて高尾山を訪れる方も、御朱印めぐりに慣れた方も、参考にしていただければ幸いです。
高尾山薬王院の御朱印をもらえる場所と受付時間
御朱印の授与は、境内の「御護摩受付所」に一本化されています。どのルートで山に入っても、四天王門(仁王門)をくぐると御護摩受付所がすぐ目に入ります。授与場所が分散していないため、初めての参拝でも迷いにくい構造です。
御護摩受付所の場所と行き方
御護摩受付所は、四天王門をくぐった直後の左手に位置しています。高尾山薬王院公式サイトの参拝案内によると、清滝駅(ふもと)からケーブルカーを利用した場合、高尾山駅で降りて1号路を歩いておよそ20分で境内に到着します。徒歩のみの場合は登山口から1号路をのぼっておよそ70分です。
御護摩受付所では御朱印の授与に加え、御朱印帳や健康登山手帳の販売、護摩受付なども一括して行われます。お守りや記念品の授与所も同じ建物内にあり、参拝の窓口として機能している場所です。
受付時間と閉まる時間帯
高尾山薬王院公式サイトのご利用案内によると、御護摩受付所の受付時間は毎日8時30分から16時00分までです。この時間を過ぎると御朱印の授与は受け付けられません。ケーブルカーの終発時刻よりも早い場合があるため、午後の参拝では時間に余裕をもった行動が大切です。
台風・大雪などの荒天時は受付時間が短縮または中止になることがあります。参拝日の天候が不安定な場合は、出発前に高尾山薬王院公式サイト(takaosan.or.jp)のお知らせページを確認しておくと安心です。
混雑しやすい時期と時間帯
御朱印の待ち時間が長くなりやすいのは、紅葉シーズン(10月下旬〜11月下旬)・初詣期間(元旦〜三が日)・ゴールデンウィークです。紅葉の時期は高尾山全体で来山者が急増するため、週末の午前中は御護摩受付所前に列ができることもあります。
直書きを希望する場合は、待ち時間が発生しやすい点を念頭に置いておきましょう。書き置き(手書き差し替え)であれば比較的短時間で受け取れるため、スケジュールが限られている場合は書き置き形式を選ぶとよいでしょう。
場所:四天王門をくぐった直後、左手すぐ
混雑時期:紅葉シーズン・初詣・ゴールデンウィーク
最新情報は高尾山薬王院公式サイト(takaosan.or.jp)のお知らせページをご確認ください。
- 御朱印の授与は御護摩受付所に集約されており、山内での分散授与は行われていない。
- 受付時間は8:30〜16:00。ケーブルカーの終発時刻より早く終わる場合があるため注意が必要。
- 紅葉シーズンや初詣期間は混雑しやすく、直書きは待ち時間が長くなることがある。
- 悪天候時は受付が短縮・中止になる場合があり、事前に公式サイトの確認が望ましい。
高尾山薬王院の御朱印の種類と料金
高尾山薬王院では、基本の御朱印から霊場専用の御朱印、季節・縁日限定の御朱印まで複数の種類が用意されています。どの種類を受けるかによって料金と対応する御朱印帳が異なるため、参拝前に整理しておくと選びやすくなります。
基本の御朱印(飯縄大権現)
薬王院の基本の御朱印は、ご本尊である飯縄大権現のご宝印です。高尾山薬王院公式サイトによると、朱印料は500円で、直書きと手書き差し替え(書き置き)の両形式に対応しています。
直書きは参拝者が持参した御朱印帳にその場で記帳してもらう形式です。手書き差し替えはあらかじめ和紙に書かれたものを受け取る形式で、後から御朱印帳に貼って使います。どちらも授与としての意味に差はありませんが、混雑時は書き置きのほうが受け取りまでの時間が短くなります。
霊場御朱印と関東三十六不動霊場
高尾山薬王院は複数の霊場の札所でもあります。薬王院公式サイトの案内では、「多摩新四国八十八ヶ所霊場 第六十八番札所」「関東三十六不動霊場 第八番札所」としての御朱印も授与されています。関東三十六不動霊場専用の御朱印帳(1,500円)とガイドブック(1,300円)も御護摩受付所で取り扱っています。
霊場巡礼を目的とした参拝の場合は、該当の霊場専用御朱印帳を持参するか、受付所で購入してから御朱印を受けるとよいでしょう。霊場の種類によって記帳内容が異なるため、事前に確認しておくと迷いがありません。
縁日限定御朱印と特別御朱印
毎月21日はご本尊・飯縄大権現のご縁日にあたります。この日には縁日限定の御朱印が授与されており、通常の授与日には受けられない特別なご宝印として参拝者に親しまれています。
また、令和7年(2025年)は中興開山の祖・俊源大徳が高尾山を再興した永和年間から650年の節目にあたるとして、高尾山薬王院公式サイトのお知らせによると、令和7年1月1日より1年間限定の特別御朱印が御護摩受付所にて授与されています。御本尊・飯縄大権現と俊源大徳をモチーフとした切絵が施されたデザインで、授与料は1,500円です。期間・数量に限りがあるため、最新情報は薬王院公式サイトのお知らせページでご確認ください。
| 種類 | 授与料 | 備考 |
|---|---|---|
| 飯縄大権現(基本) | 500円 | 直書き・書き置き対応 |
| 縁日限定(毎月21日) | 300円 | 縁日のみ授与 |
| 特別御朱印(650年記念) | 1,500円 | 令和7年限定、切絵デザイン |
| 雨の日限定(福徳弁財天) | 1,000円 | 降雨当日のみ授与 |
- 基本の御朱印は飯縄大権現のご宝印で、朱印料は500円。直書きと書き置きの両方に対応。
- 毎月21日は縁日限定御朱印が授与される。
- 霊場専用御朱印も授与されており、関東三十六不動霊場・多摩新四国霊場の専用帳面も購入可能。
- 特別御朱印・雨の日限定御朱印など期間・条件付きの御朱印がある。詳細は公式サイトを参照。
御護摩受付所への行き方と参拝ルートの選び方
高尾山には複数の登山ルートがありますが、御朱印をもらうだけを目的とした場合でも、薬王院境内を経由する1号路が最も確実です。ケーブルカーやリフトを活用すると体力の消耗を抑えながら受付所まで到達できます。
1号路(表参道コース)が参拝の基本ルート
高尾山薬王院公式サイトの参拝案内によると、清滝駅からケーブルカーを利用して高尾山駅で下車し、1号路を歩くと約20分で境内に入ります。1号路はほぼ全区間が舗装されており、スニーカーでも歩きやすいルートです。参道沿いには飲食店や土産物店も立ち並び、参拝前後に立ち寄りやすい環境が整っています。
徒歩のみで登る場合は清滝駅付近の登山口から1号路を歩いておよそ70分で境内に到着します。体力に余裕のある方は登山道の雰囲気を楽しみながら参拝できますが、御朱印の受付終了時間(16時)から逆算して余裕をもったスタートが大切です。
ケーブルカーとリフトの違いと料金
高尾登山電鉄公式サイトによると、ケーブルカーとリフトの料金は同額で、個人の場合は大人片道490円、往復980円です。ケーブルカーは乗車時間が約6分、リフトは約12分で、いずれも清滝駅(山麓)と高尾山駅・山上駅の間を結んでいます。
ケーブルカーは雨天でも運行しており、最大135名を一度に運べます。リフトは2人乗りで開放感がありますが、季節によって運行時間が異なり、12月から4月は終発が16時00分です。御朱印の受付終了時刻に近い午後の訪問では、リフトの終発時刻を事前に高尾登山電鉄公式サイト(takaotozan.co.jp)で確認しておくと確実です。
参拝の流れと御護摩受付所での手順
境内に入ったら、まず本堂(大本堂)で参拝を済ませるのが薬王院での参拝の基本的な流れです。その後、御護摩受付所の窓口で御朱印帳を提出し、直書きを希望する場合は番号札を受け取って待機します。書き置きを希望する場合は、その場で受け取ることができます。
御朱印帳を持参していない場合は、受付所で御朱印帳を購入してからそのまま記帳してもらうことが可能です。御朱印帳の価格や種類の最新情報は受付所または薬王院公式サイトでご確認ください。
始発:8:00 / 15分間隔で運行(混雑時は臨時増発)
最新の時刻・運賃は高尾登山電鉄公式サイト(takaotozan.co.jp)でご確認ください。
- 参拝の基本ルートは1号路(表参道コース)で、ケーブルカー利用なら境内まで約20分。
- ケーブルカーとリフトの料金は同額。大人片道490円・往復980円(2026年4月時点)。
- 御護摩受付所では直書きと書き置きを選択できる。混雑時は書き置きのほうが受け取りが早い。
- 御朱印帳を持参していなくても、受付所で購入してその場で記帳してもらえる。
御朱印帳の選び方と高尾山薬王院で購入できる種類
高尾山薬王院では、オリジナルデザインの御朱印帳を複数種類取り揃えています。はじめての御朱印帳をここで購入する方も多く、デザインの特徴と価格帯を把握しておくと迷わずに選べます。
薬王院オリジナル御朱印帳のデザインと価格
薬王院公式サイトのご朱印案内によると、代表的なオリジナル御朱印帳は「天狗のご朱印帳」で、黄と赤の2色展開です。いずれも紅葉をイメージしたちりめん織りで、大天狗と小天狗が対面するデザインが特徴です。サイズは115×180mm(大判サイズに近い)で、価格は各3,000円です。
御朱印帳袋(カバー)も同柄で販売されており、価格は3,000円、サイズは150×260mmです。御朱印帳と合わせて購入すると、汚れや折れ目から帳面を守れます。公式サイト掲載の価格は変動する場合があるため、最新の価格は薬王院公式サイト(takaosan.or.jp)の御朱印案内ページでご確認ください。
霊場専用御朱印帳の活用
関東三十六不動霊場の巡礼を計画している場合は、薬王院が受付所で取り扱っている「関東三十六不動霊場朱印帳」(1,500円)と専用ガイドブック(1,300円)が役立ちます。高尾山薬王院は同霊場の第八番札所であるため、巡礼の起点として帳面を購入する参拝者も多くいます。
多摩新四国八十八ヶ所霊場の第六十八番札所でもあり、複数の霊場が重なる高尾山薬王院では、目的の霊場に応じた御朱印帳を持参または購入することで、より一貫した記録を残せます。
御朱印帳を持参するときの注意点
他の寺社で購入した御朱印帳を持参しての記帳も可能です。ただし、神社専用として販売されている御朱印帳(神社用と明記されたもの)を寺院に持参する場合、寺院での記帳を断られることがあります。薬王院は仏教寺院(真言宗智山派)であるため、神仏どちらでも使える無地・汎用タイプの御朱印帳か、寺院用の御朱印帳を用意しておくと安心です。
御朱印帳への記帳は参拝の証として大切に扱うものです。御護摩受付所に提出する際は、記帳してほしいページを開いた状態で渡すとスムーズです。
御朱印帳袋(同柄):3,000円
関東三十六不動霊場朱印帳:1,500円
いずれも御護摩受付所にて取り扱い。在庫状況は公式サイトでご確認ください。
- 薬王院オリジナルの天狗御朱印帳は黄・赤の2色で、各3,000円。ちりめん織りのデザイン。
- 関東三十六不動霊場専用の帳面も取り扱いあり。霊場巡礼の起点として購入できる。
- 神社専用の御朱印帳は寺院での記帳を断られる場合がある。汎用タイプを用意しておくと安心。
- 記帳してほしいページを開いた状態で提出するとスムーズに受け取れる。
健康登山手帳とスタンプの活用
高尾山薬王院には御朱印とは別に「高尾山健康登山の証」というユニークな記録制度があります。参拝を重ねるたびにスタンプを押していく仕組みで、御朱印とは異なるかたちで参拝記録を積み重ねることができます。
健康登山手帳とはどういうものか
薬王院公式サイトの案内によると、健康登山手帳は平成11年(1999年)より開始された取り組みです。高尾山を来山するたびに御護摩受付所でスタンプを1つ押してもらい、21回(ご本尊のご縁日にちなむ数)の押印で1冊が満行となります。手帳1冊は700円、スタンプは1回100円です。
ケーブルカーやリフトを利用しても、徒歩で登っても同様にスタンプを押してもらえます。万一、受付時間外に来山した場合や手帳を忘れた場合は、自己申告で該当の日付をページに記入しておくと次回まとめて押印してもらえる仕組みになっています(証明書不要)。
御朱印との違いと使い分け
御朱印はご本尊のご宝印として授与されるものであり、写経や参拝の証として宗教的な意味合いを持ちます。健康登山手帳はその名のとおり、健康を願いながら高尾山へ繰り返し参拝することを奨励する取り組みで、スタンプラリーに近い感覚で活用できます。
両方を同時に活用している参拝者も多く、御朱印帳と健康登山手帳を一緒に持参すれば、精神的な参拝記録と健康目標の記録を同時に残せます。御護摩受付所で一括して対応してもらえる点も、続けやすい理由のひとつです。
21回満行後の記念品
21回のスタンプが集まると1冊が満行となり、身体健全のご利益を授かるとされています。複数冊を重ねることもでき、高尾山に定期的に通う参拝者には長期的な記録として活用されています。満行後の特典や記念品については、最新情報を高尾山薬王院公式サイト(takaosan.or.jp)のご朱印・健康登山案内ページでご確認ください。
高尾山薬王院の境内では、御護摩受付所の近くに御朱印帳袋の見本や健康登山手帳の見本も展示されています。実物を見てから選べるため、初めての方でも判断しやすい環境が整っています。
| 項目 | 御朱印 | 健康登山手帳 |
|---|---|---|
| 目的 | 参拝・信仰の証 | 健康登山の記録 |
| 費用 | 500円〜(種類による) | 手帳700円+スタンプ1回100円 |
| 満了基準 | なし(都度授与) | 21回スタンプで1冊満行 |
| 対応場所 | 御護摩受付所 | 御護摩受付所 |
- 健康登山手帳は1冊700円、スタンプ1回100円。21回押印で満行となる。
- 交通手段(ケーブルカー・徒歩など)を問わず押印できる。
- 御朱印帳と健康登山手帳は御護摩受付所で一括対応が可能。
- 受付時間外の来山分は自己申告で翌回にまとめて押印してもらえる。
まとめ
高尾山薬王院の御朱印は、四天王門をくぐった左手にある「御護摩受付所」で、毎日8時30分から16時00分の間に授与されます。受付場所は境内で一か所に集約されているため、初めての参拝でも迷わずに行き着けます。
参拝の際は、まず本堂でお参りを済ませてから御護摩受付所に向かうのが薬王院での基本的な流れです。直書きを希望する場合は御朱印帳を持参し、混雑が予想される日は時間に余裕をもって訪れるとよいでしょう。御朱印帳を忘れた場合も、受付所でオリジナルの御朱印帳を購入して、そのまま記帳してもらうことが可能です。
高尾山は四季を通じて参拝者を迎える霊山です。縁日限定(毎月21日)の御朱印や季節ごとのデザイン、特別御朱印など、訪れるたびに新しい出会いがあります。この記事が、はじめての参拝や御朱印めぐりの一助になれば嬉しいです。


